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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻11号

1957年11月発行

文献概要

特集 乳腺腫瘍

人乳癌の発生と成長に関する研究

著者: 藤森正雄12 矢走英夫2 石塚稔2 泉雄勝2

所属機関: 1東大木本外科 2三井厚生病院外科

ページ範囲:P.863 - P.882

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 乳癌の発生と成長の過程を明らかにするためには,従来から前癌性疾患として問題とされてきた慢性(嚢胞性)乳腺症との関連において,これを追求することが最も適切な方法であると思われる.
 ところで,乳腺症の発生原因としては,卵巣を中心とする内分泌変調が関与するというMoszko—wicz1)の説が,現在多くの人々によつてみとめられている.他方,乳癌の発生に関しては,乳癌が乳腺症と密接な関係のあることを形態学的に検討して体系づけたKückens2)更には久留3)4)の組織発生論が多くの承認をかち得ている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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