文献詳細
文献概要
綜説
最近4ヵ年間の本院外科手術時に於ける麻醉法の統計的観察
著者: 黑田秀夫1 牧安孝1 松本浩生1 田中庸介1
所属機関: 1米子博愛病院外科
ページ範囲:P.75 - P.81
文献購入ページに移動最近の麻酔学は,文字通り日進月歩の発展をとげ,その理論は次第に複雑となり,またその術式も多岐を極めて,応接に暇がないと言う現状である.
殊に米国に於ける閉鎖循環式麻酔法の完成と,フランスに於ける薬物冬眠理論の確立に依つて,外科手術上の多くの困難が克服されてから,手術侵襲の許容範囲が著しく拡大されて,外科学一般の進歩が促されて居る.
掲載誌情報