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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻2号

1957年02月発行

文献概要

綜説

乳幼児外科に於ける補液について

著者: 葛西森夫1 陳武 州1 高橋浩一1 山形昭1 坂井毅1

所属機関: 1東北大学医学部桂外科

ページ範囲:P.91 - P.99

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 最近に於ける本邦の外科学の進歩は目覚しいものがあるが,乳幼児外科については米国の現状に比して立遅れて居り,此の方向の急速な進歩に努める事は我々の急務であると考える.米国に於ては幼若者に屡々大手術が行われ,而かも成功すること多いが,斯様な進歩は手術手技,麻酔,抗生物質の向上によることも勿論少くないが,乳幼児に於ては手術後の管理,特に補液が果す役割が非常に大きい.乳幼児は成人を小さくしたものではないと言われるが,此の法則は補液についてもあてはまる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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