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文献概要
症例
Klippel-Feil氏病の1例
著者: 関原敬次郞1
所属機関: 1九州労災病院整形外科
ページ範囲:P.223 - P.225
文献購入ページに移動緒言
1912年Klippel及びFeilが始めて臨床的,病理解剖学的報告をした頸部の一変形性疾患はKlippel-Feil氏病(以下K-Fと略す)或はFrosch—menschと命名されたが,Feilは1919年それ迄の報告を再検討し 1.頸椎全体の癒合 2.頸椎の部分的癒合3.頸椎の減少と他部脊椎の癒合と奇形の三型に分類した.
私は今度レ線的には頸椎数7個を認め,K-F症候群の頸椎数減少の概念と相入れないに拘らず,頸椎癒合と臨床的に一応K-F症候群を具備し,Feilの第二型に入る1例を経験したのでこゝに報告する次第である.
1912年Klippel及びFeilが始めて臨床的,病理解剖学的報告をした頸部の一変形性疾患はKlippel-Feil氏病(以下K-Fと略す)或はFrosch—menschと命名されたが,Feilは1919年それ迄の報告を再検討し 1.頸椎全体の癒合 2.頸椎の部分的癒合3.頸椎の減少と他部脊椎の癒合と奇形の三型に分類した.
私は今度レ線的には頸椎数7個を認め,K-F症候群の頸椎数減少の概念と相入れないに拘らず,頸椎癒合と臨床的に一応K-F症候群を具備し,Feilの第二型に入る1例を経験したのでこゝに報告する次第である.
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