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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻4号

1957年04月発行

特集 腫瘍

開腹術後の腹腔内炎症性腫瘤の4症例

著者: 中村弘1

所属機関: 1静岡県国立沼津病院外科

ページ範囲:P.267 - P.268

文献概要

緒言
 開腹術後,所謂術後々遺症として炎症性腫瘤を形成する場合のある事は衆知の所であるが私は卵巣嚢腫剔出虫垂切除胃切除後に所謂Braun氏腫瘍及び腸間膜に炎症性腫瘤を形成した4例を得たのでその概要を報告します.
 元来大網膜及び腸間膜に発生する腫瘍は,その成因の如何を問わず誠に興味深いものでありますが,斯かる術後々遺症として炎症性腫瘤を形成すると言う事は稀有であるとは言え,Messer Seiteに在るものとして常に関心を払わなければならないと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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