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綜説
乳幼児後腹膜腫瘍について
著者: 大森均1 古本雅彥1
所属機関: 1岡山大学医学部津田外科教室
ページ範囲:P.381 - P.386
文献購入ページに移動緒言
最近麻酔学の進歩,手術手技,術前術後管理の向上などにより,乳幼児に対してもその手術可能性が著しく増大し,死亡率も減少する様になつた.事実乳幼児において可成りの侵襲に堪え順調に経過した症例は東西を問わず多数の文献にみられる.我々も最近3例の乳幼児後腹膜腫瘍を剔出治癒せしめ得たのでその症例を報告し,併せて本邦30年間の乳幼児後腹膜腫瘍44例の統計的観察を中心として聊か文献的考察を加えみたので報告する.
最近麻酔学の進歩,手術手技,術前術後管理の向上などにより,乳幼児に対してもその手術可能性が著しく増大し,死亡率も減少する様になつた.事実乳幼児において可成りの侵襲に堪え順調に経過した症例は東西を問わず多数の文献にみられる.我々も最近3例の乳幼児後腹膜腫瘍を剔出治癒せしめ得たのでその症例を報告し,併せて本邦30年間の乳幼児後腹膜腫瘍44例の統計的観察を中心として聊か文献的考察を加えみたので報告する.
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