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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻5号

1957年05月発行

文献概要

症例

メッケル氏憩室臍瘻の一治験例

著者: 代田克彥1

所属機関: 1日本医科大学松倉外科教室

ページ範囲:P.435 - P.439

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緒言
 胎生期に於ける臍腸管の遺物たるメッケル氏憩室は1821年Meckelにょつてはじめて発生学的並に解剖学的に詳細に記載されたもので,爾来剖検或は開腹手術の際比較的屡々発見されると共に本憩室に拠り惹起された合併症に就いても幾多の報告がある.
 本合併症としては本憩室を直接或は間接の誘因とする腸閉塞症が最も多く,憩室炎これに次ぎ,その他消化性潰瘍,出血,穿孔,腫瘍,ヘルニア内容,外傷,異物嵌入等数多く挙げられているがメッケル氏憩室臍瘻に関する報告は本邦に於ては未だ数例に接するに過ぎない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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