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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻6号

1957年06月発行

文献概要

症例

所謂kissing ulcerの胃切除に続発せる廻盲部軸転不通症の1例

著者: 黑沢英六1 大橋登1 尾辻義則1

所属機関: 1北見赤十字病院外科

ページ範囲:P.517 - P.518

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 胃潰瘍及びイレウスは日常屡々遭遇する疾患である.しかし所謂kissing ulcerは比較的稀れとされ,又廻盲部軸転不通症も全イレウス中稀なものとされている.吾々は最近kissing ulcerを有した患者に胃切除術を行い,その術後第4日目に廻盲部軸転不通症を発生し,第1回手術後第6日に再手術を行い,辛じて救うことが出来た1例を経験したので,こゝに報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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