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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻7号

1957年07月発行

文献概要

症例

診断困難なりし上腹部巨大結核結節の1例

著者: 松本功1 黑田学1

所属機関: 1西北病院外科

ページ範囲:P.604 - P.605

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 腹部腫瘤は日常屡々経験する所であるが,臨床診断は時に困難で,手術により決定する場合は決して少なくない.腸間膜淋巴腺が結核性病変により腫瘍化し,結核性腹膜炎の結果大網が萎縮癒合して団塊となり,腫瘍状を呈す例は珍らしくないが,最近我々は術前診断に苦んだ右上腹部腹腔内に孤立膿瘍化せる結核結節の一例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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