文献詳細
文献概要
綜説
ノブロン臨床経験
著者: 長岡淳一1 高島久1 前田巖1
所属機関: 1北海道大学医学部第2外科
ページ範囲:P.727 - P.731
文献購入ページに移動ノブロン注射液は,1管2cc中にグレラン(ピラビタール)0.2g,クロルプロマジン12.5mg,及び塩酸ジフェンヒドラミン20mgを含有する水溶液で,クロルプロマジンに更に従来慣用されているグレラン及び抗ヒスタミン剤たる塩酸ジフェンヒドラミンを加え,3者の協力作用に依り効果の増強を企図したものであり,我々はこれを用い 1)疼痛に対する可及的速かなる抑制 2)効果持続性の長時間にわたる事 3)投与に依り他に悪影響を及ぼさぬ事 の3条件を略々満足させ得る結果を収めた.
掲載誌情報