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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻1号

1958年01月発行

文献概要

症例

胃潰瘍と合併した胃憩室の1例

著者: 久野一郞1 大場徹三1 中田久夫1

所属機関: 1劉外科病院

ページ範囲:P.49 - P.51

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まえがき
 胃憩室に就いてはHirsch(1913年)が始めて記載しているが,本邦では1919年堤氏の報告が嚆矢で,その後レントゲン診断学の進歩と共に症例の数も多くなつては居るが,消化管憩室の中では非常に稀れで,我々の調べた処では現在迄に本邦症例は僅かに24例を数えるに過ぎない.我々は最近胃潰瘍の症状を主訴として来院した患者に,術前レントゲン検査を行つたところ,偶然胃幽門部の憩室を発見した症例に遭遇し,手術的に治癒させたので,文献的考察を加えて追加報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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