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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻1号

1958年01月発行

外科と薬剤

アドナ(AC−17)の腓腸筋クリアランスに及ぼす影響について

著者: 神谷喜作1 日江井宏1

所属機関: 1名古屋大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.79 - P.82

文献概要

 従来アドレナリンの酸化体であるアドレノクローム剤には毛細血管の透過性を抑制する作用のあることが知られている.しかしこの作用の実証は主として動物実験の成績が基盤となり1)2),人体についてもLandis氏法にたよるものが多く3),生理的状態に於ける生体局所組織の血流動態に如何なる影響を与えるかを直接的方法により検討したものはない.我々はアドナ(Adrenochrome—Monosemicarbazone)の誘導体であるAC−17を用い,これが放射性ナトリウム(Na24)の腓腸筋クリアランスに及ぼす変化を研究しこの面からその作用を追求したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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