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統計
上肢骨々折の統計的観察
著者: 有馬純郞12
所属機関: 1県立宮崎病院整形外科 2鹿児島大整形外科
ページ範囲:P.968 - P.973
文献購入ページに移動緒言
昭和30年より32年迄の3年間に我々の外来を訪れた骨折患者1827例中,特に上肢骨々折に就いて統計的観察を試みた.この間の上肢骨々折は717例(39.2%)で,その中上腕骨々折は381例(20.9%),前腕骨々折は231例(12.6%),中手骨,指骨々折は105例(5.7%)であつた.
又此等の上肢骨々折総数に対する比率は,夫々上腕53.2%,前腕32.2%,中手骨,指骨14.6%であつた.上腕骨々折381例中,近位端24例(6.3%),骨幹部36例(9.4%),遠位端321例(84.3%)で,前腕骨々折231例中,近位端18例(7.8%),骨幹部84例(36.4%),遠位端129例(55.8%)で何れも遠位端が最も多くなつている.
昭和30年より32年迄の3年間に我々の外来を訪れた骨折患者1827例中,特に上肢骨々折に就いて統計的観察を試みた.この間の上肢骨々折は717例(39.2%)で,その中上腕骨々折は381例(20.9%),前腕骨々折は231例(12.6%),中手骨,指骨々折は105例(5.7%)であつた.
又此等の上肢骨々折総数に対する比率は,夫々上腕53.2%,前腕32.2%,中手骨,指骨14.6%であつた.上腕骨々折381例中,近位端24例(6.3%),骨幹部36例(9.4%),遠位端321例(84.3%)で,前腕骨々折231例中,近位端18例(7.8%),骨幹部84例(36.4%),遠位端129例(55.8%)で何れも遠位端が最も多くなつている.
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