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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻10号

1958年10月発行

文献概要

症例

腹壁結核の1例

著者: 中村和夫1 鈴木昭二1

所属機関: 1大阪医科大学第二外科

ページ範囲:P.997 - P.999

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 腹壁結核とは腹壁に孤立性に,一見原発巣の如く発生する結核を云い,近接臓器組織,例えば肋骨,脊椎骨,腎臓,腹膜等から連続的に波及して発生する続発性腹壁結核とは区別さるべき疾患である.臨床上,比較的稀に遭遇するが,われわれは最近,胆嚢水腫の疑いの下に開腹したところ本症であつた一例を経験したのでこゝに報告し,併せて本症の発生機序並びに鑑別診断について若干の考察を試み諸賢の御批判を仰ぎたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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