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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻11号

1958年11月発行

文献概要

薬剤

Opystanの静脈内注射に就いて

著者: 稲田豊1

所属機関: 1東大麻酔科

ページ範囲:P.1071 - P.1076

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 Opystan(Demerol,Meperidine,Dolantin,Dolantal,Pethidine,Endolat,Isonipecaine,Dolosal,Diadone,Mephidine,Pantalgin,Piridosal,Spasmedal,Adolens,Antiduol,Biphenal,Centralgin,Dispodal,Dodonal,Felidine,Gratidin,Dolvanol,Lydol,Operidine,Precedyl,Santeralgyl,Sinesalgine)は1939年にEisleb & Schaumannよつて合成されたMorphine代用品で,化学的構造はEthyl-1-methyl-4-phenylpiperidine-4-carboxylateで水によく溶け酸性で且つ安定である.
 鎮痛作用はMorphineの約1/10であるが,Equipotent doseで投与した場合に於ける精神的効果及び呼吸,循環抑制反応はMorphineと大差がない.Orkinによれば,Opystan 100mg静注後直ちに1回換気量及び呼吸数は著明に減少し,間もなく呼吸数は正常値以上に回復するが,換気量は減少したままに留り,分時換気量の減少はMorphine 10mg静注時よりも大であるという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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