icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻11号

1958年11月発行

文献概要

症例

慢性腸重積症の2例

著者: 西口昭一1 垣內誠一1

所属機関: 1三井三池鉱業所病院

ページ範囲:P.1097 - P.1098

文献購入ページに移動
 激しい腹痛を訴えるか,或はそれ程までなく多少腹痛があり,腹部にかなり腫瘤をふれる,嘔吐,血便というものはまずない.一般状態もそう悪くない,腸重積にしてはえらく軽い,何だろうと少しぐずぐずして翌日診るとこの腫瘤がなくなつて患者はけろりとしており,おかしな腫瘤もあるものだと思つていると又同じ事が起つてくる.極端な場合は胃癌ぢやなかろうか等と誤診される病気の一つに慢性腸重積がある.腹部腫瘤の鑑別診断上知つておく必要があるので最近みた2例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?