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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻12号

1958年12月発行

甲状腺の内科的療法の限界

著者: 鳥飼龍生1

所属機関: 1東北大学鳥飼内科

ページ範囲:P.1135 - P.1139

文献概要

 近年甲状腺に関する研究は,基礎および臨床の両方面において著しい進歩を示したが,これは主としてI131の出現,抗甲状腺剤の発達およびョードの臨床的微量定量法確立等に基づく.これに伴つて甲状腺疾患の内科的治療法も格段の進歩を示した.以前は甲状腺機能低下症の治療を除けば,内科的に有効な治療法は殆んどなかつたと言つても過言ではない.甲状腺疾患の内科的療法は現在まだ発達の段階にあり,したがつて今その限界を引くことは困難であるが,一応これについての考察を試みることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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