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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻12号

1958年12月発行

文献概要

薬剤

新血圧上昇剤Methoxamineに就いて

著者: 河村謙二1 塩田亮三1 靑地修1 藤田俊夫1 谷向光1

所属機関: 1京都府立医大河村外科教室

ページ範囲:P.1153 - P.1159

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 Sympathomimetic Amineの一つとして,現に米国では血圧上昇剤として,手術中の血圧下降時或は腰椎麻酔による血圧降下の予防及び治療或はショック治療に頻繁に使用されているMethoxamineを紹介したいと思う.青地,塩田は本剤が米国では,血圧上昇剤としてNeosynephrine,Norepinephrineと共に常備されているを見,その優秀性,速効性を自ら体験して来た.米国では本剤はVasoxylとして発売されているが,我が国でもこれと同一製剤Mexan(日本新薬)が発売されている.
 本剤はMethoxamine Hydrochlorideで,化学的にはβ-Hydroxyβ(2,5-dimethoxyphenyl)isopropylamine HClである.合成品であつて,文献上では1948年以後にあらわれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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