文献詳細
特集 腫瘍
文献概要
腸間膜嚢胞は1507年に初めてFlorestineの解剖学者Benivieniが記載して以来数多くの報告があるが,而も稀な疾患に属する.本症は主として先天性のものであるが,緩慢なる成長の為めその初期に於ては症状を示さず,かなり大きくなつて腹部膨隆を発見するか,又は,腸管との癒着,或いは圧迫による閉塞症状などの合併症を惹起して発見される事が普通である.
最近我が病院外科に於て興味ある1例を経験したので報告する.
最近我が病院外科に於て興味ある1例を経験したので報告する.
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