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特集 腫瘍
脊髄砂時計腫の1例
著者: 植木繁男1 滝昭1
所属機関: 1慈恵医大整形外科
ページ範囲:P.161 - P.164
文献購入ページに移動緒言
脊髄砂時計腫は1920年Antoniに依つて記載され,其の特殊な形態に対して与えられた名称である.我が国に於ては我々の調査した処では20数例を数えるに過ぎない.一般に硬膜外に発生するものが多く,殆んどが胸椎部にみられている.我々は最近第X胸椎下縁右側から第XⅠ,XⅡ肋骨間で硬膜内に発生した砂時計腫を経験したので,報告する.
脊髄砂時計腫は1920年Antoniに依つて記載され,其の特殊な形態に対して与えられた名称である.我が国に於ては我々の調査した処では20数例を数えるに過ぎない.一般に硬膜外に発生するものが多く,殆んどが胸椎部にみられている.我々は最近第X胸椎下縁右側から第XⅠ,XⅡ肋骨間で硬膜内に発生した砂時計腫を経験したので,報告する.
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