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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻2号

1958年02月発行

症例

輸胆管切開部縫合絹糸を核とした胆石再発の2症例に就いて

著者: 田中次男1

所属機関: 1日本医科大学松倉外科教室

ページ範囲:P.195 - P.198

文献概要

 胆石症は日常極めて頻繁に遭遇し根治手術を施行する疾患であるが,時期を失せず外科治療が行われた場合は,その術後成績は非常に良好である.然しながら従来後述する如く,種々なる原因で,その再手術例に遭遇することもあるが,最近吾が教室に於て輸胆管切開部縫合に絹糸を用いた為に総輸胆管結石症を再発した稀有なる2症例に遭遇した.斯かる症例の報告は従来本邦文献中には殆んど見当らず,且又吾々外科医の手術手技に関することであり,多大の反省を求めらるべきものと思考されるので,此処に一括して報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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