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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻3号

1958年03月発行

文献概要

薬剤

整形外科外来に於けるFinalgon軟膏(F81)の使用経験

著者: 伊丹康人1 山中英夫1 原田雅弘1 鈴木忠次郞1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科教室

ページ範囲:P.276 - P.279

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緒言
 整形外科外来に於ては変形性脊椎症,同関節症,リウマチ性疾患その他疼痛を主訴として来院する疾患が多い.これらに対し各種の薬物療法を始めとして整形外科的理学療法に至るまで各種の治療が行われているが,塗布剤に関しては未だ効果的なものがなかつた.今回,田辺製薬の提供によりFinalgon軟膏(F81)を使用する機会を得,可成りの効果を認めたのでこゝに報告する.Finalgon軟膏とは皮膚温感器官を刺戟するNo—nylic acid vanillylamide 0.4%及び皮膚中に滲透し血管を拡張させるNicotinic acid—β—but—oxyethyl ester 2.5%の混合物で悪臭なく,被服を汚染する事もない軟膏として調製されたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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