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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻3号

1958年03月発行

症例

イレウスを疑わせた巨大なる大網腫瘤の1例

著者: 足立敬二1 林亨1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.281 - P.282

文献概要

 大網の原発性腫瘍としては皮様嚢胞,血管腫,淋巴管腫,漿液性又は粘液嚢胞,血液嚢胞,包虫嚢胞等があるが,炎症性腫瘤としては,結核,徽毒,アクチノミコーゼ等の特殊炎症によるものは少く,急性,慢性虫垂炎,胆嚢炎,大腸炎等腹腔内臓器の炎症時に網膜に炎症性腫瘤を作る場合,ヘルニア,虫垂炎等の手術後結紮糸を中心として炎症性網膜腫瘤を生ずる場合が多いとされている.我々は虫垂切除後に発生した巨大な大網の炎症性腫瘤の1例を経験したのでこゝに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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