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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻5号

1958年05月発行

文献概要

症例

原発性小腸Leiomyosarcomの穿孔性腹膜炎を合併せる一治験例

著者: 川上弘大1 淸水義雄1 中山守一1 板野寬1

所属機関: 1国立国府台病院外科

ページ範囲:P.461 - P.464

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I 緒 言
 腹部の腫瘍はそれが外科的のものか婦人科的のものか外部からは触診その他の検査によつても判らない事があり,特に急性腹部症の場合には精査が出来ない為に診断が困難である.著者は穿孔性虫垂炎の疑で来院し,腹部に腫瘤を触れ其の他の臨床症状より卵巣嚢腫茎捻転と思い婦人科に送り開腹を受けたが,婦人科的疾患でないと判り引続いて著者が手術を進め腫瘍を摘出し,摘出標本の病理組織検査の結果Leiomyosarcomであつた一例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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