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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻7号

1958年07月発行

薬剤

新しい局所麻酔研究法—犬に於ける持続硬膜外麻醉

著者: 西邑信男1

所属機関: 1東京逓信病院麻酔科

ページ範囲:P.701 - P.704

文献概要

 Bonica1)等の局麻剤の研究者が述べている如く,局麻剤を正確に評価することは,種々の困難がともなう.特に最近再び取りあげられるようになつた硬膜外麻酔法にどの麻酔剤がもつともよいかをきめることはむづかしい.これら新しい局麻剤の世に出るにつれてどうしても一つのよい評価法をみつける必要がある.Bonicaはその一つとして人体に於ける持続硬膜外麻酔をのべ,この方法で同一人にくりかえし種々の薬剤をもちいることによつて,よりcontrolの出来る研究の可能性をといた.我々は従来の種々の局麻剤の研究法を臨床的使用法と比較して第1表の如く考えている.
 即ちここでのべる持続硬膜外麻酔は,主として人体に於ける脊麻,及び硬膜外麻酔に於ける局麻剤の作用をより正確にしめすものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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