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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻8号

1958年08月発行

文献概要

綜説

小腸絞扼性イレウス時レ線像の検討

著者: 西島早見1 寺內悅夫1

所属機関: 1徳島大学医学部第一外科

ページ範囲:P.775 - P.781

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第1章 緒言
 1911年Schwarzがイレウス時の腹部レ線所見に関してガス及び液性内容による腸管拡張像を認めるこをと発表し,次いでKloiberはイレウス時の腸管内ガス集積像と液面水平線像に着目してレ線撮影法の診断的価値を強調した.以来イレウス時の腹部単純撮影像の重要性は広く知られているが,イレウスが閉鎖性なりや絞扼性なりやの決定は必ずしも容易ではない.
 我が教室に於ては過去約3カ年間に13例の小腸絞扼性イレウス(腸重積を除く)を経験し併せて実験的観察をも行い,本症に於ける腹部レ線像に就て再検討し,興味ある成績を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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