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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻9号

1958年09月発行

文献概要

薬剤

セデス注の臨床使用経験

著者: 池田恵一1 寺岡広昭1 大塚正年1 中島喜夫1

所属機関: 1九州大学医学部第二外科教室

ページ範囲:P.893 - P.898

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緒 言
 最近の麻酔の進歩は目ざましく,外科手術は往時にくらべて比較にならぬ程患者にとつて苦痛なく行われる様になつて来た.術後疼痛に関しても,色々研究が進められ,モルヒネ,パントポン等のアルカロイド鎮痛剤のみに頼らず,塩酸プロカイン,アルコールの静注,レスタミン,ルミナールの皮注,ヌペルカインオレーフ油の局注,クロルプロマジン単独或いは麻薬との併用,或いはクロルプロマジンを配合した,ノブロン注の注射等が試みられ,夫々の効果について報告されている.
 吾々は最近塩野義製薬会社で発売された麻薬を含まない鎮痛剤セデス注を,主として手術後の疼痛に対して使用して良好な成績を收めたので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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