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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻9号

1958年09月発行

薬剤

整形外科手術に於けるマネトール使用経験

著者: 村地俊二1 柴田宏1

所属機関: 1東京厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.905 - P.909

文献概要

 整形外科が本来保存的療法を主として,先天性並びに後天性変形の矯正乃至予防に力を注いでいた時代から,現代整形外科の体系にまで瞠目すべき飛躍酌発展を遂げるに至つたのは,近代外科手術法の導入に負う所極めて大なるものがある.嘗ては切腱刀(Tenotom)1本のみによつて整形外科治療のメスを揮つたとすら言われる状態に比すれば,現代整形外科領域に於ける手術の種類は極めて多様多岐に亘り,その治療形態の変貌は誠に顕著と言わねばならない.
 かくの如く手術による観血的治療法が盛んになると,こゝに患者の全身状態,病巣局所の治癒経過,更に術中の操作の円滑化等の諸点から,「出血」という問題が真剣に考えられねばならないことは当然である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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