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文献詳細

雑誌文献

臨床外科13巻9号

1958年09月発行

薬剤

心臟手術々後のカルニグンの使用経験

著者: 待山昭二1 別府俊男1

所属機関: 1東京女子医科大学外科学教室

ページ範囲:P.911 - P.922

文献概要

1.緒言
 心臓手術の術後には往々高度の低血圧を来しその治療には輸血,昇圧剤等が使用されるが,必要以上の輸血は低下した心力に却つて有害な影響を来す場合があるので常に輸血にのみ頼るわけにはゆかない.従つて昇圧剤の使用も亦甚だ重要である.昇圧剤としてはアドレナリン系の薬剤がよく用いられて有効であるが,その作用が激しく且つ持続時間が短く,また多くの場合伴つている頻脈を更に助長する傾向にあるためにその使用には非常な慎重を要する.著者等は最近この様な心手術々後低血圧症へのカルニゲンの使用経験を得たのでその2〜3の症例につき報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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