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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻1号

1959年01月発行

術技

乳児横隔膜裂孔ヘルニア開胸術式の経験

著者: 田村啓太1 堀出礼二1 吉栖正之2

所属機関: 1神戸市立中央市民病院外科 2神戸市立中央市民病院麻酔科

ページ範囲:P.57 - P.60

文献概要

 欧米では多くの横隔膜ヘルニア症例がみられるに反し,わが国では非常に症例が少なく,その手術例は更に少ない.その理由は判然としないがわが国では患者に対する組織立つた系統的検査がそれ程普及されていないこと,又内科医と外科医相互間の知識の交流とか1つの治療目的に協力し合う態度にも欠点があるためではないかと愚考している.
 我々は最近生後1歳4ヵ月の高度な貧血と衰弱を伴つた女児の先天性横隔膜ヘルニアに対して,全身状態の改善に努め,開胸術式により,根治手術を行い治癒せしめた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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