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綜説
術後早期経腸栄養における電解質代謝—ことに脂質投与量の影響について
著者: 石田淸1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第二外科学教室
ページ範囲:P.1019 - P.1037
文献購入ページに移動Ⅰ.序
近年、医学は次第に専門分化の方向に進みつつあるが,また一方各分野の進歩,開拓のために専門的知識の総合が要求される.外科学発達の重要な因子となつた手術後の栄養に関する問題もこの例外ではなく,外科学と物理化学,栄養学,食品化学などの分野との緊密な結びつきのもとに研究がすすめられなければならない.
Amino酸の静脈内注入によつて進歩のいとぐちを見いだした静脈内栄養法1)においても,ある程度脂質の静脈内投与に解決の兆がみられたが2)−6),今日でも脂質の充分量の投与には問題が残されているので,脂質投与はなお経腸投与法にまたなければならないのが現状である.
近年、医学は次第に専門分化の方向に進みつつあるが,また一方各分野の進歩,開拓のために専門的知識の総合が要求される.外科学発達の重要な因子となつた手術後の栄養に関する問題もこの例外ではなく,外科学と物理化学,栄養学,食品化学などの分野との緊密な結びつきのもとに研究がすすめられなければならない.
Amino酸の静脈内注入によつて進歩のいとぐちを見いだした静脈内栄養法1)においても,ある程度脂質の静脈内投与に解決の兆がみられたが2)−6),今日でも脂質の充分量の投与には問題が残されているので,脂質投与はなお経腸投与法にまたなければならないのが現状である.
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