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薬剤
リウマチ様関節炎ならびに疼痛を訴える整形外科疾患に対するアスピリン,アルミニウム塩剤の使用経験
著者: 水町四郎1 建持薰1 堀井秀和1
所属機関: 1横浜市立大学医学部整形外科教室
ページ範囲:P.1093 - P.1098
文献購入ページに移動しかし,Steroid療法も疾患の本態に向つて治療効果を現わすものではなく,その抗炎症性,抗アレルギー作用を利用しているに過ぎず,完全に投与を中止する時は疼痛の再現を見,しかも,その後のSteroid療法も効果がうすくなり,これに加えて,いろいろの副作用があらわれるので,その使用についての可否の両論が行われるようになつた.その後,Predonisone,Predonisolone,Tri-amcinolone,6 Methyl-Predonisolone,Dexame-thasone等の出現をみているが,いずれも抗炎症作用の増強と,副作用の軽減を図つたものであるので,長期間の投与という面ではやや新しい展開を見たが,比較的小量の維持量で持続しうるような努力が払われた.でき得ればSteroidに代る副作用のより少い他の薬物に置換することがさらに望ましいことで,これにむかつての努力も払われて来た.
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