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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻11号

1959年11月発行

文献概要

症例

先天性短食道の1例

著者: 藤田吉四郎1 藤森義蔵1

所属機関: 1東大医学部木本外科教室

ページ範囲:P.1219 - P.1222

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1.緒言
 いわゆる短食道胸胃の記載は1836年Bright5)の剖検例に始まり,1916年Bailey3)によつて,"thoracic stomach"として明瞭に概念づけられた.爾来海外では多数の報告があるが本邦においては未だ甚だ少い.短食道胸胃の成因に関しては奇形説(Clerf6)等),滑脱ヘルニアからの二次的変化にすぎないとする説(Allison1)等)があつて定見はないようであるが最近本教室で先天性と思われる短食道胸胃の1例を経験したのでその概要を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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