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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻12号

1959年12月発行

薬剤

ブタゾリジンの臨床

著者: 高橋純1 川村次郎2 橫関嘉伸3 松本淳4 景山孝正5

所属機関: 1国立相模原病院整形外科 2都立墨田病院整形外科 3三楽病院整形外科 4順天堂医科大学整形外科 5東京女子医科大学整形外科

ページ範囲:P.1269 - P.1273

文献概要

まえがき
 1946年にGeigy社より発表されたイルガピリンは,抗リウマチ剤として非常に注目され,その内服.注射の報告は,内外多数にわたつている.当時一般的にイルガピリンの大量投与が行われたが,浮腫などの副作用のために,次第に少量投与が行われるようになつてきた.イルガピリンの一成分であるブタゾリジンの効果についても,外国においては数多くあつたが,本邦においては,伊藤・矢野および小林氏等によつて試みられ,その低量長期療法がすすめられている.
 われわれも過去1カ年間,関節リウマチをはじめ,関節症などに本剤を投与し,同時に出来るだけ多症例についてその血中濃度を測定し,臨床的効果と血中濃度の関係を観察し,いささかの所見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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