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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻12号

1959年12月発行

文献概要

症例

巨大なる乳児後腹膜畸形腫の1治験例

著者: 井上幸万1 鈴木恵之助1 小林誠一郎1 大久保恵司1

所属機関: 1千葉大中山外科

ページ範囲:P.1307 - P.1310

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 後腹膜部に原発する畸形腫は稀有なるものとされているが,外科診療上これが3歳以下の乳幼児に多く発現し,しかもこの治療は外科的手術の絶対適応であるにも拘らず,手術死亡率はなお相当の高率を示している.最近われわれが経験したような生後2ヵ月の乳児に発生した後腹膜畸形腫の手術治験例は本邦において未だ報告を見ない.われわれはこの症例を報告すると共に,文献的考察を試みたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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