文献詳細
症例
文献概要
先天性橈尺骨癒着症Synostosis radioulnaris congenitaは胎生期分化の欠落によつて,分裂すべき前腕骨が上端部,中央部,下端部において橈尺骨の骨性癒合を呈した一種の奇形である.大半は上部癒着Synostosis radioulnaris superiorで下端のみのものはない.
最初にLennoire(1827)が報告し,以来X線の発達と共に症例も多くなつた.Chasin(1932)は文献上156例をあつめ,自家の4例を追加している.本邦においては田代(1925)の報告以来,最近安藤・井戸等の手術例の報告がある.
最初にLennoire(1827)が報告し,以来X線の発達と共に症例も多くなつた.Chasin(1932)は文献上156例をあつめ,自家の4例を追加している.本邦においては田代(1925)の報告以来,最近安藤・井戸等の手術例の報告がある.
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