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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻12号

1959年12月発行

症例

先天性橈尺骨癒着症の1例

著者: 島田信義1 中村正一郎1 亀谷雄次1

所属機関: 1東京島田病院外科

ページ範囲:P.1344 - P.1346

文献概要

 先天性橈尺骨癒着症Synostosis radioulnaris congenitaは胎生期分化の欠落によつて,分裂すべき前腕骨が上端部,中央部,下端部において橈尺骨の骨性癒合を呈した一種の奇形である.大半は上部癒着Synostosis radioulnaris superiorで下端のみのものはない.
 最初にLennoire(1827)が報告し,以来X線の発達と共に症例も多くなつた.Chasin(1932)は文献上156例をあつめ,自家の4例を追加している.本邦においては田代(1925)の報告以来,最近安藤・井戸等の手術例の報告がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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