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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻2号

1959年02月発行

文献概要

綜説

急性肺水腫発生に及ぼす脳脊髄液圧の影響に就いて

著者: 脇坂順一1 矢野博道1 水之江槐郞1

所属機関: 1久留米大学医学部脇坂外科教室

ページ範囲:P.103 - P.108

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Ⅰ.緒言
 近年,麻酔の発達と相侯つて,胸部手術が比較的容易に行われる様になつたが,同時に,これに伴う種々の合併症が注目せられる様になつて来た.特にその1つである急性肺水腫は,最近頓に諸家の関心を集めている1)2)3).我が教室ではこゝ数年来,術後急性肺水腫の研究を続け,その成績は屡々報告して来たが4)5)6)7)8),今回はその一端として,急性肺水腫と脳脊髄液圧との関連性に就いて,2〜3実験を行い,些か知見を得たので茲に報告し,諸賢の御参考に供し度いと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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