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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻2号

1959年02月発行

文献概要

統計

下肢骨々折の統計的観察

著者: 有馬純郞12

所属機関: 1県立宮崎病院整形外科 2鹿児島大整形外科

ページ範囲:P.123 - P.128

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 私どもの外来で昭和30年1月より32年12月迄の3年間に経験した骨折患者総数1827例中,下肢骨々折585例(32.0%)で,その中大腿骨々折180例(9.8%),膝蓋骨々折24例(1.3%),下腿骨312例(17.1%),足根骨36例(2.0%),中足骨,趾骨33例(1.8%)で,是等の下肢骨総数に対する比率は夫々,大腿骨30.8%,膝蓋骨4.1%,下腿骨53.3%,足根骨6.2%,中足骨,趾骨5.6%となる.上肢骨々折の統計に就ては先に報告したが,今回は下肢骨々折,特に骨折部位及び骨折線の統計について述べたいと思う.
 本県(宮崎県)の如く,整形外科的施設にあまり恵まれていない地方では,特に他の諸統計に比し著しい差があるように思われ,この点を究明すべく採りあげてみた次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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