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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻2号

1959年02月発行

文献概要

薬剤

Oleandomycin及びSigmamycinの使用経験

著者: 池內宏1 高橋庄平1

所属機関: 1東京逓信病院整形外科

ページ範囲:P.139 - P.143

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Ⅰ.まえがき
 化学療法の普及した今日でも難治の化膿性骨髄炎は跡を絶たず,また一方では難治の病院感染症の問題が近年特に注意をよんでいる.これらは結局,種々の抗生物質に耐性を得た黄色葡萄球菌の感染症に対する治療の困難なことに帰すべきで,しかもこのような耐性菌は年々増加の傾向にあり,更に新しい抗生物質の出現が必要と考えられるようになつた.
 Sobin等により発見された新抗生物質Olean-domycin(以下OMと略記する)は放線菌の一種Streptomyces antibioticusの一菌株の産生する新塩基性抗生物質で広い抗菌スペクトルを有する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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