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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻2号

1959年02月発行

文献概要

症例

胃捻転症を惹起せる胆嚢蓄膿症の1例

著者: 関野英二1 土岐健五郞1 玉田淸治1

所属機関: 1弘前大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.156 - P.158

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緒言
 胃捻転症は1866年Berti8)が剖検により発見し,1895年Berg9)によつて手術治験例が報告されて居る.本邦に於ては昭和31年佐々木氏1)の報告では57例が報告されて居るにすぎなかつたが,その後の文献を渉猟するに現在迄約90例を数えた.小坂氏2)の統計では多くは特発性のものであり,複雑性胃捻転症の症例は案外少い.吾々は最近胆膿蓄膿症による癒着性胃捻転症の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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