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症例
胃捻転症を惹起せる胆嚢蓄膿症の1例
著者: 関野英二1 土岐健五郞1 玉田淸治1
所属機関: 1弘前大学医学部第一外科教室
ページ範囲:P.156 - P.158
文献購入ページに移動胃捻転症は1866年Berti8)が剖検により発見し,1895年Berg9)によつて手術治験例が報告されて居る.本邦に於ては昭和31年佐々木氏1)の報告では57例が報告されて居るにすぎなかつたが,その後の文献を渉猟するに現在迄約90例を数えた.小坂氏2)の統計では多くは特発性のものであり,複雑性胃捻転症の症例は案外少い.吾々は最近胆膿蓄膿症による癒着性胃捻転症の1例を経験したので報告する.
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