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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻2号

1959年02月発行

文献概要

症例

大腸全域の広汎な所謂非特異性潰瘍性汎大腸炎の全剔成功例

著者: 永田丕1 神田啓道1 平岩邦彌1 坂本和夫1 津布久武1

所属機関: 1長野県厚生連北信総合病院外科

ページ範囲:P.159 - P.165

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緒言
 非特異性潰瘍性大腸炎は本邦に於ては,比較的少ない疾患である.従つてその症例,特に外科医の報告は槇氏等のもの24)以外極めて少ない.
 我々は大腸全域並に直腸の上部が,余す所なく,びらん性の炎症と粘膜上皮の増殖で侵され,持続的に出血し,内科的治療の無効であつた本疾患患者に対して全大腸並に直腸切除,永久的廻腸瘻造設を行ない,全治4年半を経過し,農業労働に復した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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