文献詳細
文献概要
特集 腹部外科 症例
原発性胆道癌の1例
著者: 藤田孟1 土岐健五郞1 大高興2
所属機関: 1弘前大学医学部第一外科教室 2弘前大学医学部第一内科教室
ページ範囲:P.236 - P.238
文献購入ページに移動之は黄疸が発現してから初めて発見されるもので通常肝機能が高度になつてから手術を受ける例が多いからであろう.我々も最近肝管胆のう管合流部より総胆管に及ぶ原発性胆道癌に対し,胆道切除を行い胆管十二指腸吻合を施行して軽快せしめ得たが,数ヵ月後黄疸再発し肝内胆管空腸吻合を施行したが肝内胆管転移のため遂に死亡した1例を経験したので報告する.
掲載誌情報