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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 症例

慢性虫垂炎に併発していた腸管膜様包裹症の1例について

著者: 小川益雄1

所属機関: 1手塚病院外科

ページ範囲:P.247 - P.248

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まえがき
 腸管膜様包裹症(Peritonitis fibrinosa incapsu-lata chronica)は,ロシアのQuetschnikow(1907)によつてはじめて記載された疾患であつて,わが国では,権藤氏(1925)がはじめて発表してから,現在までに,約80例の報告を数えている.
 わたくしは,さきに結核腫を伴つた腸管膜様包裹症の1例を報告したが,最近慢性虫垂炎に併発していた本症の1例を経験したので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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