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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 症例

空腸,廻腸滑平筋肉腫の1例

著者: 青木春夫1

所属機関: 1川崎市立川崎病院外科

ページ範囲:P.257 - P.263

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緒言
 1895年,Morpurgo1)は滑平筋に母地を有し,悪性に発育した腫瘍をLeiomyoma malignumと唱えて発表した.以来小腸に発生したLeio-myosarcomaの報告は比較的稀有で,Ripsten(1952)2)によると69例,本邦では河村九十九3)の報告した廻腸上位に発生した本腫瘍を第1例として,今日迄僅かに18例4)−20)の報告があるだけである.
 吾々は最近69歳の婦人の空腸及び廻腸に発生した滑平筋肉腫の症例を経験したので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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