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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 症例

廻盲部及び虫垂を内容とした左外鼠径ヘルニヤ嵌頓の3治験例

著者: 太田寿一1 寺尾知道2

所属機関: 1国立熊本病院 2寺尾医院

ページ範囲:P.267 - P.268

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緒言
 各種ヘルニヤの中で最も多いものは鼡径ヘルニヤで小川氏は85%Berger氏は96%といつて居る.ヘルニヤ内容としては小腸,大腸,大網其の他諸種の臓器があるが回盲部を内容としたものは1812年Scapaの報告が最初である.而して左鼡径ヘルニヤに回盲部の脱出する事は比較的珍らしい様である.
 私は小児の先天性外鼡径ヘルニヤ嵌頓で手術を行い,ヘルニヤ内容が回盲部及び虫垂であつたもの,3例を経験したので之を報告し多少の考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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