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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 症例

結腸結核に就いて

著者: 竹林淳1 高津郁男1 岡裕三1 野口房好1 岡野正敏1

所属機関: 1大阪市立大学医学部沢田外科教室

ページ範囲:P.273 - P.276

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緒言
 腸結核をHippocrates や Galenは肺結核患者にくる重症赤痢と考えたが1816年Bayleが結核結節の特異性を提唱して以来多くの発表がなされた.腸結核に関する文献は古今東西枚挙にいとまがないが結腸結核に関する報告は極めて少く,本疾患がかなり稀有なものである事を物語つている.
 著者は今回上行結腸結核性潰瘍の1治験例を経験したので現在までの発表文献に就て簡単な総括的考按を加え愚見を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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