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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 症例

膀胱の血液タンポンを惹起せる間質性腎炎の1例

著者: 井上武夫1 黑田鉞郞1

所属機関: 1中根外科

ページ範囲:P.289 - P.291

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緒言
 腎出血は腎腫瘍,腎結核,腎結石に最も多く見られ,尚臨床上原因不明の腎出血として特発性腎出血として命名されている一群もある.軽度の血尿ならば,そのまま放置せられて,本態性腎出血に属すると思われる1例が,高度の血尿により膀胱の血液タンポンで尿閉を惹起し,引続き血尿高度の為止むなく腎剔出術を受け,組織学的に間質性腎炎と判明せる1例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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