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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻3号

1959年03月発行

文献概要

特集 腹部外科 薬剤

脊椎カリエスに対するピラジナマイド(PZA)投与による治療経験

著者: 岡崎亨1 小泉格1 吉川定雄1 大畠襄1

所属機関: 1慈大整形外科

ページ範囲:P.331 - P.335

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緒言
 1)近年SM,PAS,INAH,Tibion等の有力な結核化学療法剤の出現により,結核の治療法が一大飛躍をとげて来た事は今更申す迄もない.我が教室に於ても,骨関節結核についてそれ等の投与成績をその都度報告して来た.今回はPZAを骨関節結核に応用して臨床経過を観察したので,主に血液所見,膿瘍瘻孔の大さ,肝機能について報告する.
 2)PZAはLederle研究所のKusher及びその共同研究者によつて合成された抗結核剤であるが,肝障碍等の副作用の為に一時見捨てられていた.然し,島本教授が再び取り上げ,内科方面では班研究として多数の症例について検討されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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