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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻4号

1959年04月発行

薬剤

麻酔前処置としてのHexamid使用経験

著者: 田代英雄1 古川哲二1

所属機関: 1九州大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.409 - P.412

文献概要

緒言
 麻酔の前処置として種々の薬物の投与が行われ,鎮静,基礎代謝の抑制,麻酔剤の副作用に対する抵抗,疼痛の抑制等の目的を達せんとする努力が払われて居るが,夫々の薬物には長短があつて,尚満足すべき状態には至つて居ない.ここにNordmark-Wercke科学研究所のL. Schusteritzにより合成された5,5-phenyläthyl-3-(β-diäthyl-aminoäthyl)-2,4,6-trioxo-hexahydropyrimidin-hydrochlorid即ちHexamidが前処置に用いる薬物として極めて優秀であるといわれて登場した.
 この薬物は下記の如き構造式をもつて居る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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