文献詳細
薬剤
文献概要
緒言
麻酔の前処置として種々の薬物の投与が行われ,鎮静,基礎代謝の抑制,麻酔剤の副作用に対する抵抗,疼痛の抑制等の目的を達せんとする努力が払われて居るが,夫々の薬物には長短があつて,尚満足すべき状態には至つて居ない.ここにNordmark-Wercke科学研究所のL. Schusteritzにより合成された5,5-phenyläthyl-3-(β-diäthyl-aminoäthyl)-2,4,6-trioxo-hexahydropyrimidin-hydrochlorid即ちHexamidが前処置に用いる薬物として極めて優秀であるといわれて登場した.
この薬物は下記の如き構造式をもつて居る.
麻酔の前処置として種々の薬物の投与が行われ,鎮静,基礎代謝の抑制,麻酔剤の副作用に対する抵抗,疼痛の抑制等の目的を達せんとする努力が払われて居るが,夫々の薬物には長短があつて,尚満足すべき状態には至つて居ない.ここにNordmark-Wercke科学研究所のL. Schusteritzにより合成された5,5-phenyläthyl-3-(β-diäthyl-aminoäthyl)-2,4,6-trioxo-hexahydropyrimidin-hydrochlorid即ちHexamidが前処置に用いる薬物として極めて優秀であるといわれて登場した.
この薬物は下記の如き構造式をもつて居る.
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