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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻4号

1959年04月発行

薬剤

外科に於けるAndrostanolone使用の検討(予報)

著者: 小出来一博1 福島義郞1 斎藤昭1 田所一夫1 村松正久1 石川創二1 檜山嘉也1 沢田好明1 藤森顕1

所属機関: 1順天堂大学 福田外科

ページ範囲:P.421 - P.426

文献概要

Ⅰいとぐち
 われわれは外科領域に於ける栄養の研究に於て,術前術後に於ける高蛋白高熱量食の積極的摂取の必要性及び合理性を強調して来た1)
 然し経口栄養にもおのずから限界があり,その不足量をやむなく輸液で補つている2).然し唯補給するのみで栄養素が生体で同化利用され,生体内で把持されなければ意味がない.特に外科領域に於ては,外傷,麻酔,手術等の大きな侵襲が生体に加わるために,短時日の間に激しい代謝が行われるという特殊性がある.われわれは栄養の綜合的指標としての蛋白代謝を,都合よく調整したいと考えていたが,或種のSteroidに此の作用があるということに注目していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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